講演会
俳優であり、制作者であり、商社での営業経験も高校での教員経験もある「ひょうげん教育」代表が、“心も身体もうるおす表現”について、様々なアングルから、ヤカンで水を注ぐようにお話しします。
今を、これからを、
活き活きと生きていくために
表現は、外から「かたち」を取り入れて身に付けるものではありません。
むしろ、自分の中にあったものを呼び覚ますような
…例えば、夏に登山をして渓谷の冷たい水で顔を洗った瞬間のような…うっひゃー冷たい! でも気持ちいい! …そんな感じと似ていると思います。
「冷たい!」は普段(日常)との違和感で、「気持ちいい!」は自分らしい表現をした後の清々しさです。
渓谷の水(非日常的な刺激)によって 〜日々の暮らしの中で埋没していた「自分らしさ」が呼び覚まされる〜 そして爽快感につつまれる・・・こんな経験を何度か続けると、特別な刺激と出会わなくても「活き活きとした自分らしい表現」が自然に出てくるようになります。
今まで眠っていた新鮮な自分と出会うことができます。
このような感覚を日常のそこここで感じられたら、毎日がもっと楽しくなると思いませんか?!
日常的に求められる表現
面接試験にスピーチ、プレゼン、学校で詩の朗読、友だち付き合いを円滑にするためにコミュニケーション力を高めなければ・・・
毎日の生活の中で「表現」を求められる色々な局面があったりする訳ですが・・・
皆さん口を揃えて仰るのは「人前で話すの嫌いなんです」「苦手なんです」「緊張する」「難しい」「できない」「やってらんない」!!
ふむふむ、お気持ち分かります。
でも、仰る言葉の裏にあるもう一つのお気持ちも分かります…
“本当はできるようになりたい!”
じゃあ「好き」になりましょう!
「好き」になるには、相手(対象)のことをよく知ること、周到に準備すること、練習することです。
そして、実際にやってみて、自分自身が納得し充実感を得ることです。
さらに外部から良い評価をもらえたら間違いなく「好き」になります。その為に何をすべきか、どんな心持ちで居るべきかを様々な切り口からお話します。(下記の講演テーマをご参照ください)
失敗してもいいんです
もうひとつ、「表現」を好きになる上で大切なことがあります。
それは「失敗を恐がらない」ということです。
先ほどの条件(良く知ること、周到に準備すること、練習すること)と矛盾すると思われるかもしれません。
失敗しない為に準備や練習をするんでしょ? と思われるかもしれません。
しかし、つながっているんです!
「知る・準備・練習」は、あなたから「先入観」や「力み」や「恐れ」を取り除く為の三大エレメントです。
それらを取り除けたら、ありのまんまの貴方が出てきますね。
飾って構えてアガッた貴方ではなく、リラックスして笑顔でいる普段の貴方です。
普段の貴方は失敗しませんか? そんなことないですよね。だからイイ〜んです。
「ありのままのアナタ」で人前に立てたら、気分爽快、恐いものなどありません!
だから失敗してもいいんです。あなたらしく存在することの方がよっぽど重要です。ソコを目指します。
ソコがマスターできれば、あなたの中では失敗と思える事でも周りから見たら大変好印象だった、ということが頻繁に起こります。
つまり、「〈知る・準備・練習〉を続けて、人前で失敗してもいいくらい自分らしくいられるようになれたら「表現」が好きになること間違いなし!」ということです。
「好きになる」以上の“逞しきスキルとメンタル”ももれなく備わってきます。
表現が好きになる…難しいことではありません。
みんな元々好きなんです。その気持ちを呼び覚ます…
そんなきっかけになるお話しをたくさんご用意しております。
すべては今を、これからを、活き活きと生きていくために!
表現は波
人として生まれた時から連綿と続く「表現の波」…
それは外界から受けた刺激へのリアクションとして始まり、回数を重ねるごとに洗練され、表現者である“その人”と共に成長し成熟していくものです。
成長していく過程で、その人固有(オリジナル)の「表現」が社会に既存する様々な「既成表現」とぶつかって混ざり合い、角がくっついたり取れたりして、また新しい「その人固有の表現」に生まれ変わってゆく。
そういった行為がさらに時間・世代を超えて連綿と受け継がれてゆき今(現在)に至っているわけです。
例えば、家庭によって「誕生日」や「クリスマス」の祝い方・過ごし方は違いますよね。
そして、あなた自身も「5歳の時の誕生日」と今年の誕生日では過ごし方が違うと思います。
また私が子どもの頃にはなかった「ハロウイン」という季節の行事も今では当たり前のこととして浸透しあちこちでイベントが催されるようになりました。
そうやって「変化してゆくもの」と「普遍的なもの」が幾重にも幾重にも折り重なって…
そうです、波のように寄せては返して…表現は“その人”の中で醸成されていくわけです。
決して大げさなものではない、むしろ日常に密着した「表現」を意識すること、見つめ直すこと、洗練させること、で、あなたの表現力は抜群に豊かになるのです。 |